No.0056
書名:蝦蟇の油
著者:黒澤明
【著者紹介】
日本を代表する映画監督
【どんな本?】
黒澤明の自伝
【ここがツボ!】
批判は、誰にでも云える。
しかし、その批判の上に立って、具体的に改訂して見せる事は、並大抵の才能でできる事ではない。
高い山は、それを見るものが高いところへ登れば登るほど、高く見える。
文学にしても、その他の芸術にしても、自分の成長に従って、ますます、その深奥がわかって来る。
人間には、宿命というものがある。
そして、その宿命は、人間の環境や立場に宿っているというより、その環境や立場は即応する人間の性格に宿っている。
環境や立場に負けない素直で柔軟な性格の人間もあれば、意気地で狷介な性格のために、環境や立場に負けて滅びる人間もある。
【コメント】
約50ページを費やして、自分の師匠であった山本嘉次郎について、感謝の意味を込めて書かれている部分があります。
やはり一流の人物には、その人物を導き育ててくれた優れた師匠がいるとあらためて思いました。
0 コメント:
コメントを投稿