No.0053 帝国のシルクロード

No.0053
書名:帝国のシルクロード
著者:山内昌之


【著者紹介】
歴史学者。東京大学教授。イスラム・中央アジア史専攻。06年紫綬褒章受章。


【どんな本?】
シルクロード上の様々な歴史や人物に関するエッセイ


【ここがツボ!】
複数の文化が接触するときに、人びとが長期間にわたって当然と思ってきた自分の生活様式も習慣も、「神の命じたものでも、人間性の一部でもない」と悟ってきたのが世界史のリアリティといってもよい。

クルド人最大の悲劇は、中東第四の民族でありながら、トルコ人、アラブ人、イラン人という三つの強大な民族のつくった国々の間に分散して住んでいる点にある。

人間は与えられた条件と経験に立脚して物事を考える。教育で歴史や論理的思考を軽視する風潮は、物事を因果関係や筋道で考えない刹那的な若者を育てる閉塞状況につながっていないだろうか。


【コメント】
シルクロードの歴史から見ていくと、とくにイスラム諸国や中央アジア諸国の現状がなぜそうなっているのか、ということがよくわかるようになりました。


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