No.0139
書名:「反日」解剖
著者:水谷尚子
【著者紹介】
中央大学非常勤講師
近現代日中関係史が専門
【どんな本?】
近年の日中関係の問題や事件に対し、著者の現地取材、当事者インタビューをもとにして解説している本
【ここがツボ!】
「反日」は中国民衆にとって、社会的抑圧から来るストレスを発散させても許される場となってしまった。
流血の天安門事件で政権の存続に危機感を募らせた党が、中国の国家統合を支える新手の「接着剤」にと担ぎ上げたのが、愛国主義教育であった。
共産党が一番正義だった時代が、抗日戦争期だ。正義の共産党を引き立たせのたは、ヒール・日本帝国主義であった。だから愛国主義教育の現場では、当時のように悪役(ヒール)としてイメージされた日本が語られなければならないのだ。
【コメント】
単純な戦争の傷跡の問題ではなく、政治に利用されてしまっているところに、日中間の問題の難しさがあります。
政府レベルではなく、経済や文化の交流をはかっていくことが大事ではないでしょうか。
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